新築お役立ちコラム
資金計画や費用のこと
住宅ローンの仕組みを理解しよう
住宅は、人生で一番高い買い物です。数千万円もする住宅費用を現金一括払いで支払える人はなかなかいません。そこで、住宅を購入する際に「住宅ローン」を利用することになりますが、「住宅ローン」のしくみについてよく知らない方も多いと思います。
そこで、ここでは「住宅ローン」について解説します。
住宅ローンとは
住宅ローンとは、新築・中古のマンションや建売住宅を購入したり、一戸建てを建築したりする際に金融機関などからお金を借りる、住宅取得専用のローンです。
住宅を取得する場合だけでなく、リフォームや現在の住宅ローンを別の住宅ローンに借り換えることもできます。
住宅ローンは借金であるため、借りたお金の額や期間に応じて利息を支払う必要があります。借りたお金の月々の返済や利息の支払い分を考慮した資金計画が必要になります。
住宅ローンの返済方法
住宅ローンの返済方法には大きく分けて2種類の返済方法があります。
元利均等返済
毎月返済する元金と金利の合計が支払期間中一定となる方法です。
毎月出ていくお金が一定のため、家計のやりくりを考えるうえで見通しを立てやすいというメリットがあります。しかしながら、支払期間の前半は金利の支払いが大半のため、ローン残高は減りません。
メリット…毎月の返済額が一定のため、家計がやりくりしやすい
デメリット…ローン残高が減りにくく、長期的にみると金利負担が大きい
元金均等返済
毎月返済する元金を均等にし、借入残高に応じて金利を払う方法です。
借入残高が大きいほど金利負担は大きいので、初期の返済負担は大きくなりがちです。
一方、元本の減少は早いので金融機関等に払う総支払額は少なくなります。
メリット…総支払額が少なくなる
デメリット…初期の返済負担が大きい
金利について
金利は、固定金利と変動金利に分類できます。
固定金利
返済期間中、金利水準が一定となる方法です。
借入時から完済まで、契約時の金利で返済を行います。
一般的に、変動金利に比べると、金利が高めに設定されていることが多いです。
一定の期間の金利を固定し、期間終了後に固定金利か変動金利かを選べる「固定金利期間選択型」という方法もあります。
変動金利
「変動金利」は半年ごとに金利の見直しをする方法です。金利が上昇しても、毎回の返済額は通常5年ごとに見直しされるため、毎月の返済額がすぐに変動しません。
金利水準が下がると返済額が少なくなる一方、ローンを組んだ時点で返済総額がわかりません。
住宅アドバイザーに相談してみよう
返済方法や金利など、住宅ローンには様々な種類があります。
収入や家族のライフステージに応じて、最適な借入方法を選択するとよいですが、調べはじめてすぐの場合は全体像が把握しづらく、何が自分にとって最適化を見極めるのも難しいです。
住宅を建てるさいには、住宅アドバイザーがこれらの内容について説明・相談に乗ってくれることが大半ですので、まずは一度展示場やモデルハウスに見学にいって、住宅アドバイザーに相談してみるのも良いでしょう。
参考:全銀協HP