新築お役立ちコラム

新築注文住宅の工事と建築にかかる費用は?
後々費用が膨らむことのないよう事前にチェック

新築注文住宅は、自分たちにとって理想的な住まいを手軽に手に入れることができるという利点があります。しかし、それには建築にかかる費用がかかることが決まっています。そこで、今回は新築注文住宅の工事と建築にかかる費用についてご紹介します。

まず、新築注文住宅の工事費用についてですが、それは土地代、建物本体工事費、付帯工事費、諸費用の4つに大別されます。

土地代

土地代は、土地を購入するためにかかる費用です。土地自体の費用から不動産会社に仕払う仲介手数料、登記費用なども含みます。

建物本体工事

建物本体工事費は建築するためにかかる費用です。

建築材料や施工費など、建物本体を建てるためにかかる費用のこと。ハウスメーカーによってどこまでを建物本体工事費に含むかはそれぞれ、おおむね以下の工事が含まれます。

  • 仮設工事: 足場の組み立てや、工事中に使用する電気トイレの設置などの工事
  • 基礎工事: 建物の基礎をつくる工事
  • 木工事: 柱や梁、内壁など建物の構造を組み立てる工事
  • 板金・左官・塗装工事: 屋根や外壁などの組み立てや内装の仕上げ工事
  • 電気・配管工事: 電気の配線やコンセントの取り付け、建物内部の配管工事など
  • 設備工事: 設備機器の設置に関わる工事

付帯工事費

建物本体の建設以外の工事にかかる費用のこと。次のような工事が含まれます。

  • 外構工事: 駐車場やエクステリアなどの工事 
  • 解体工事: 前の建物が残っている場合の解体工事
  • 地盤調査・改良工事: 家を建てられるかどうかを調査する費用(発生しない場合もあります)
  • 給排水溝工事: 建物から上下水道までの水道管などの敷設を行う工事

諸費用

住宅ローンで購入する場合は住宅ローンの手数料や不動産取得に関する税金など、それ以外にかかる費用となります。多くは契約時および入居時や入居後に発生します。引っ越し費用もここに含むことがあります。一般的には総費用の5%から10%となり、それなりに費用が発生します。

見積もりに含まれているかはしっかりとチェック

新築注文住宅の工事費用は、ハウスメーカーから見積もりをもらうことで確認することができますが、提示される見積もりには、これらの費用の一部や税金などが含まれていないことがあります。やすいと思って頼んだ業者が実は諸費用や付帯工事費用を含んでおらず後々費用がかかる・・・などとならないように事前にしっかりと内容をチェックしておきましょう。